
サイバー犯罪のコストは、2029年まで 毎年6兆4,000億ドル増加すると予想されています。しかし、経験豊富なセキュリティ専門家なら誰もが知るように、実被害は金銭的損失よりもはるかに深刻です。ダウンタイム、風評被害、法的影響、信頼の失墜などが、実際のコストとなってしまうのです。
組織はログ管理をチェックボックスとして扱う余裕はありません。強力な ログ管理 と ログ分析戦略 は、現代のサイバーセキュリティに不可欠です。アプリケーション、システム、およびセキュリティイベントをリアルタイムで可視化することで、脅威を早期に発見し、迅速に回復できます。セキュリティをより広範な ログ管理プロセス に統合することで、セキュリティと信頼性の問題が深刻化する前にチームが先手を打つ方法をご覧ください。
サイバーセキュリティにおけるログ管理とは
ログ管理 とは多くの場合、異なるソースのログデータを単一のシステムにて収集、集約、分析、および保存するプロセスを指します。ログ管理システムは、組織がこのログデータを集中管理し、実用的なものにするのを支援します。
ログ管理において重要なのは、ログ分析です。このプロセスではログデータが分析され、貴重なインサイトが抽出されるほか、組織の効率性の改善やトラブルシューティングの強化、そしてシステムの健全性およびパフォーマンスの監視を実現するための情報が生成されます。
セキュリティ運用(SecOps)およびDevOpsチームは、ログファイルの詳細を使用し、技術スタック内のアクティビティ監視や潜在的なポリシー違反の特定を行ったり、ログ監視を通じ、不審または不正なアクティビティを監視できます。
しかし多くの組織では、異なるシステム間に数百テラバイトのログファイルが存在するため、これらのタスクは容易ではありません。このため組織は Sumo Logicを始めとする効果的なエンドツーエンドのログ管理システム 実装の必要があります。これにより、 DevSecOps チームはすべてのログを1ヵ所で収集、監視、および分析できるようになります。
セキュリティチームがDevOpsを重視すべき理由
DevOps チームは、現代の攻撃対象領域を管理しています。インフラストラクチャ・アズ・コードから一時的なコンテナまで、セキュリティが保護すべき資産は絶えず構築されデプロイされています。そして、多くの場合、脆弱性は実行のかなり前に持ち込まれているのです。
だからこそ、セキュリティ担当者は傍観しているわけにはいきません。担当者は、DevOpsワークフロー内に身を置き、ログデータを使用した次の方法により潜在的な脅威を発見する必要があります。
- ログ分析を使用した継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)パイプラインにおける設定ミスやシークレットの監視
- ログの集中収集・監視を通じたデプロイメントアクティビティにおける異常追跡
- クラウド設定における変化の検出
- 静的コード解析とランタイムセキュリティ制御の統合
セキュリティは品質上の問題になり得ます。そしてログは、DevOpsとSecOpsが連携し、貴重なインサイトを得たり、パフォーマンス上の問題をトラブルシュートしたり、答えを導き出す場となるのです。
セキュリティログの中身とは?
セキュリティログの効果を上げるには、次のような内容を記録する必要があります。
- タイムスタンプ付きの正規化イベント
- ユーザーとデバイスのID
- IPアドレス、プロトコル、および地理位置情報
- 認証の試行、特権の昇格、およびリソースへのアクセス
- システムの変更、サービスの開始、レジストリの編集、ログファイルの更新、および実行ファイルの起動
追跡すべきログタイプは次のとおりです。
- ログイン失敗とブルートフォース攻撃の試行
- ユーザーのロールまたは権限の変更
- パフォーマンスの問題を示す可能性のある予期せぬシステムリソースの急増
- ファイルの整合性の変更
- マルウェア警告
- USBおよびデバイスアクセス
- サービスとアプリケーションのインストール
- API呼び出しとクラウドアクティビティ
- サービス拒否(DoS)の指標
ログ管理がセキュリティにとって重要な理由
セキュリティログ管理では、次のようなものが得られます。
- 企業全体における可視性:Sumo Logicなどのエンドツーエンド ログ管理システム を使用することで、組織はオンプレミス、クラウド、およびハイブリッド環境間でログデータを単一の信頼ソースに集約できます。またログ管理ツールにより、SecOpsチームによるログ分析の実行や脅威検出アラートの開発、調査結果の共有が可能となります。
- 脅威の検出と対応の迅速化: イベントをリアルタイムで相関させ、数秒が重要なときに迅速にピボットします。セキュリティログを使用して問題の根本原因を調査し、イベントへの対応と復旧を可能な限り迅速に行えます。
- セキュリティ・ロギングのベスト・プラクティスの遵守:ログ管理のベスト・プラクティス実施は非常に重要です。例えば、 Center for Internet Security (CIS) は、18 の CIS Critical Security Controls に監査ログ管理を含め、攻撃の検出、理解、回復におけるその役割を強調しています。同様に、 NIST はインフラストラクチャ、計画、および運用プロセスにおけるログ管理のベストプラクティスを概説しています。
- 監査への準備:PCI DSS、HIPAA、ISO 27001、およびFedRAMP™などの標準にて規定された、さまざまなログ記録およびセキュリティ要件への準拠を維持します。適切なログ管理ソリューションにより、監査への準備とデータアクセスの簡素化が実現します。
- DevSecOpsとの連携:DevOpsとの共有ダッシュボードおよびワークフローの作成により、セキュリティと信頼性の境界を越えた問題のトラブルシューティングを行います。
Sumo Logicを選ぶべき理由
Sumo Logicはこの時代の、この瞬間のために作られたといっても過言ではありません。このツールは、従来の SIEM のコストや摩擦、そして単一ベンダーのXDRに存在するような盲点なしで、最新環境の規模、速度、および複雑さに対応できるよう設計された クラウドネイティブのSaaSプラットフォーム です。
Sumo Logicを使用すると、企業チームには次のことが可能になります。
- インフラやアプリ、クラウド、コードなど、各スタックレイヤーからのログを集中管理する。
- 高度なセキュリティ分析とUEBAにより、他社が見逃すパターンを検出する。
- セキュリティとDevOpsテレメトリを相関させ、より詳細なコンテキストと根本原因を取得する。
- アラートの作成・調整により、誤検出やノイズを削減する。
- グローバルインテリジェンスサービスにより、業界のベースラインに対するベンチマーキングを行う。
- SOC 2 Type 2、PCI-DSS、HIPAA、FedRAMP™ Moderateへの準拠を維持する。
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ログ管理は、早期警告システムであり検知ツールキットであり、DevOpsへの橋渡しです。セキュリティチームがより迅速に動き、より賢く調査し、自信を持って対応できるのです。混沌としたログデータを“明確さ”に変えたいなら、 今すぐ30日間の無料トライアルをお試しください。


