
複数のクラウドにまたがるワークロードを管理していれば、重要なアラートやパフォーマンス上の問題がいとも簡単にノイズに埋もれてしまうことをご存知でしょう。コンソールの切り替えやログの相関、プラットフォーム間でのメトリクスの追跡が必要な場合、トラブルシューティングやインシデント解決に遅れが生じ、重要なアラートを見逃すリスクが高まります。
Sumo Logicは、すべてを1ヵ所にまとめ、リアルタイムの可視性やトラブルシューティングの高速化、およびセキュリティの向上を実現することで、このような事態を防ぎます。これにより、問題の解決に費やされる時間が短縮されるため、システムの改善により多くの時間を費やすことができるようになります。この度、いくつかの新しいアップデートにより、Microsoft Azure環境の監視とセキュリティ保護がさらに簡単に実行できるようになりました。
アップグレードされた21のAzureアプリ
Sumo Logicアプリは、高速な起動および実行のための鍵となります。これらのアプリでは、一般的なユースケースに対応したサンプル検索、事前構築済みのクエリ、そしてカスタマイズ可能なダッシュボードおよびモニターが提供されています。この度、Azureにおける改善の一環として、21のアプリがアップグレードされました。
- メトリクスとログのサポート:すべてのアプリがAzureメトリクスとログの両方をサポートするようになったため、環境全体でより包括的な監視が可能になっています。
- 相関の改善:正規化されたログおよびメトリクスフィールドによって共通のスキーマが作成されるため、相関の高速化やクエリの合理化が実現し、トラブルシューティングと監視のためのより詳細なインサイトを取得することができます。
- 即時利用可能なモニター:Azureのベストプラクティスに沿った事前構築済みのモニターにより、迅速に使用を開始することができます。
- より効率的な検索:ログベース検索のインデックスフィールドにより、パーティションスキャンが削減され、クレジット消費が抑えられるため、パフォーマンスの向上が実現します。ログソースのパーティションとインデックスの構成の詳細については、このガイドをご参照ください。
3つの新しいAzureアプリ
また、Azure環境の監視とトラブルシューティングに役立つ3つのアプリが新しく導入されています。
- Azure OpenAI:Azure OpenAIからリソースログとプラットフォームメトリクスを収集し、Sumo Logicに統合して、集中的な監視、分析、およびアラートを実行します。このアプリは、リクエスト量やトークンの使用状況、応答のレイテンシー、およびエラーを可視化することで、モデル使用率の最適化や、信頼性の高いAIパフォーマンスの確保、そして問題の迅速かつ効率的なトラブルシューティングを支援します。
- Azure Event Hubs:イベントの送受信などのデータプレーン操作を追跡し、コンシューマーラグやスループット、アクティブな接続数などのパフォーマンスメトリクスを監視します。
- Azure Machine Learning:コンピューティングリソース(CPU/GPU)やトレーニング実行、モデルのデプロイメント、パイプラインイベント、およびポリシー推奨事項を監視します。リソース使用率とデータプレーン操作を可視化することで、MLワークロードのトラブルシューティングと最適化を実現します。

新たなAzureメトリクスソース
AzureのネイティブAPIを活用してデータ収集を自動化する新たなAzureメトリクスソースが導入されています。これにより、もはやARMテンプレートやサーバーレス関数の管理、CVEおよびバグ修正への対応を手動で行う必要はありません。
自動更新により、企業チームはデータ収集の維持に費やす時間を減らし、重要な付加価値活動に集中することができるようになります。新しいメトリクスのオンボーディングがより迅速かつ容易になっただけでなく、充実したメタデータを使用することで、Azure環境に関する詳細なインサイトを得られるようにもなっています。
マルチクラウド組織においても、主にAzureを使用する組織においても、これらのアップデートにより、監視の集中管理やセキュリティの強化、実用的なインサイトの取得が今までになく簡単に実現します。
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