
想像してみてください。5つの部屋に証拠が散らばっている事件現場。ある部屋には足跡、別の部屋には割れた窓、階段には片方の靴、そして通りの向かいには事件の一部しか見ていない目撃者がいます。どの手がかりも事件解決に重要ですが、どれひとつとして単独で全体像を語ってはくれません。
では、それぞれの手がかりが別の刑事に与えられ、その刑事は自分の部屋に閉じこもり、残りの手がかりを見ることなく謎を解き明かそうとしていると想像してください。 今のインシデント対応は、しばしばこのような状況です。 DevOps はパフォーマンス問題を追い、 SecOps は脅威をスキャンします。しかし、どちらも全体像を見ていません。問題は、証拠がサイロ化していることだけではなく、探偵同士をつなぐ“つながり”が欠けていることにあります。
Sumo Logicは新たな現実をもたらします。それは、すべての壁が取り払われた1つの部屋で探偵たち全員が手がかりを共有し、「ダイニングでレンチを持ったマスタード大佐を見た」と口にするよりも早く、事件の解決が実現する世界です。
ステップ1:すべての探偵に事件の全容を
事件解決(あるいは次の事件を防ぐ)には、孤立した手がかりだけでは不十分です。全員の探偵と、その共有知見がそろって初めて全体像が見えます。Sumo Logicのエンドツーエンドのログデータ が提供するのはまさにそれ——関係する全システムにおいて、インシデントの前・最中・後に何が起きたのかという全体像です。
メトリクスは何かが間違っていることを示し、トレースはそれがどこで起こっているかを教えてくれますが、 根本的な原因、 影響を明らかにできるのはログだけです。ログは設定ミス、ポリシー違反、異常な動作、不正アクセスといった詳細な情報を提供します。この詳細がなければ、チームは推測に頼らざるを得ません。
Sumo Logicのログファーストアプローチにより、ハイブリッドやマルチクラウド環境全体の構造化・非構造化データにおけるすべての手がかりを取り込み、DevOpsとSecOps両チームが即時利用可能となります。
200以上の事前構築済み統合のアプリカタログ と、 あらゆるAPI公開アプリのためのユニバーサルコネクタにより、Sumo Logicはデータオンボードと可視化を簡素化します。さらに Otelリモート管理でOpenTelemetryコレクター をシームレスに管理可能です。これは部分的な目撃証言しかない状況に対し、監視カメラ映像、指紋、事件の完全なタイムラインがそろっている状況ほどの違いです。
この接続性により、組織は包括的な単一プラットフォーム上で連携できるようになります。
- SecOpsチームは、脅威を特定、修復、および防止できます。
- DevOpsチームは、パフォーマンスを監視、トラブルシューティング、および最適化ができます。
- 事業および運用のリーダーは、単一の信頼ソースからトップダウンのビューを得ることができます。
Sumo Logicは、オブザーバビリティとセキュリティデータが同時に確認できる信頼ソースを提供することで、盲点を取り除きます。企業チームは、分断されたプラットフォーム間を行き来したり、部分的なタイムラインをつなぎ合わせたりすることなく、同じ証拠に基づいて作業し、確信を持って迅速に決定を下し、問題が深刻化する前に解決できるようになります。
サイロは消滅し、証拠――すなわちログとその文脈――は集約されました。とはいえ、完全な可視性の確保は長い旅の始まりに過ぎません。
ステップ2:単一のプラットフォームで共に事件を解決
容疑者を特定し、しかるべき対応に結びつける次のステップでは、すべての情報をどこでどのように消化・分析し、迅速かつ適切な意思決定のために誰がその情報を見るべきかを判断します。ここで統合プラットフォームの重要性が真価を発揮します。
大量のログデータを手動で確認・検証するとなると、処理が煩雑になってしまいます。Sumo Logicは、 リアルタイムのログ分析や機械学習駆動型のインサイト、カスタマイズ可能なダッシュボードにより、生のログデータを実用的なインテリジェンスに変換し、次のステップを効率的に特定するための重要なインサイトを抽出します。
自動トリガーのアラートを使用し、問題の発生時に通知が送信されるようにセキュリティ活動やアプリケーション性能のしきい値を設定することが可能なため、チームはアラートを受信し次第、調査を開始できます。この強力なツールで、チームは単一の信頼できる情報源から、スタック全体の監視や脅威の検出、パフォーマンス問題の特定、および異常の調査を支援します。
さらに、 役割ベースのアクセス制御 とエンタープライズ級のセキュリティにより、複雑な複数チームの環境全体にわたって可視性と制御を維持します。システムはブリッジされ、タイムラインは同期され、チームは共有されたインテリジェンスで動作し、 根本原因分析(RCA) を加速し、 平均解決時間(MTTR)を短縮します 。
ステップ3:予算を超過せず事件を解決
私たちの新たな現実が実現しつつあります。
- すべてのコンテキストがログに
- すべてのログが1つの場所に
- 全チームの作業は共通の信頼ソースから
しかしこの理想的なソリューションを実現するには、もう一つ要件があります。それは予算内に収まることです。予算の制約や限られたリソースは、探偵(=チーム)に影響を与えますが、これは現実のセキュリティや開発チームが直面する課題と同じです。コストが監査できる情報の範囲や、だれがいつアクセスできるかを制限してしまうと、可視性が失われ、コラボレーションが損なわれ、真の問題が見過ごされかねません。
Sumo Logicが、取り込み料金なし、ユーザー数無制限の最新料金モデル、Flex Licensingを開発したのはこのためです。このツールにより、可視性と経済性のどちらかを選ぶ必要はなくなります。Flex Licensingでは、次のようなメリットが得られます。
- 24時間365日対応の優先テクニカルサポート
- 分析とクエリ量に基づく柔軟なスケーラビリティ
- 隠れコストなしで必要なデータを収集する自由
この料金モデルにより、企業チームはあらゆるソースによるすべてのデータを最大限に活用し、必要に応じてスケールし、妥協せずにリアルタイムの応答性を維持できます。
証拠の検証
実例が必要ですか? スタンダードチャータードをご覧ください。
このグローバル金融機関は、オブザーバビリティとセキュリティを統一するために、単一のクラウドネイティブなプラットフォームを必要としていました。ログデータを一元化することで、部門間で一貫した可視性を実現し、ワークフローを合理化しました。
Sumo Logicにより、以下を実現しました。
- SLAと重大度に基づく脆弱性検出とチケットの自動発行
- 開発者とセキュリティチームに対するリアルタイムログへの共有アクセスを付与
- 共同作業の改善と問題解決の高速化
スタンダードチャータードネクサスのCTO、マティアス・フォール氏は次のように述べています。
私たちはデジタルバンキングのすべての機能を一式で提供しているため、ハイパースケールプラットフォームで多くのことが起きています。Sumo Logicは当社のニーズに合わせて容易に拡張でき、ビジネスや技術的なメトリクスやログについて非常に高い観測性を提供してくれます。クエリ、ダッシュボード、アラートの応答はミリ秒単位です。
謎の解明:すべての事実が共有された単一プラットフォームで実現する迅速な解決
Sumo Logicの統合プラットフォームは、ログファーストでクラウドネイティブなアプローチにより、開発チームとセキュリティチームが分断されることなく、連携できるように橋渡しを行います。
本当の罪は何でしょうか?それは、サイロ化されたツールや分断されたデータにより、チームの対応能力を遅らせることです。
Sumo Logicは、すべての手がかりが集まった中央コマンドセンターです。これには次のようなメリットがあります。
- エンドツーエンドの可視性
- リアルタイムの共同作業
- 透明な価格設定
- 短縮された解決時間
チームが受け身の対応をやめ、未然防へと踏み出せるようにします。推測をやめましょう。Sumo Logicでケースを解決しましょう。 30 日間のフル機能トライアルで今すぐお試しください。


